意外かもしれませんが、ヤフオクでは不動産をオークションにかけることもできます。
しかし、規模の大きさから、きちんと落札できるのか不安に思う方も多いと思います。
この記事では、安心してヤフオクで取引し、大家になるための注意点についてご紹介します。
◎ヤフオクで不動産出品を見るには、2つの方法がある
まずは基本的な情報として、ヤフオクで不動産を購入するためにはどのような方法があるのかを調べてみました。
2018年9月現在においては、以下の2つの方法があります。
・官公庁オークション
・おうちダイレクト
官公庁オークションは、不動産だけではなく幅広い商品が出品されています。
基本的には官公庁相手に入札を行って落札する方式であり、こちらから官公庁に対しての出品はできません。
これに対しておうちダイレクトは、売主・買主が直接やり取りできる仕組みが整っており、希望すれば仲介業者を間にはさんでやり取りすることも可能です。
◎官公庁オークションの場合、インターネット公売と公有財産売却の2種類がある
官公庁オークションで取り扱いがある商品は、主に「インターネット公売」と「公有財産売却」の2種類があります。
まず、インターネット公売ですが、こちらは税金滞納者の所有物を売却して税金に充てるというものです。
これに対して公有財産売却は、各行政機関が所有している不動産・動産を売却しているものを指しています。
動産の中には消防車・救急車などが出品されている場合もあります。
一般的なマンション・土地付き建物(一軒家)が安値で出品されており、小学校のような大きな建物も見られます。
ホテル跡などの物件も紹介されているため、用途に応じて選ぶ余地はありますが、手入れがしっかりされている物件はまちまちといった印象です。
◎おうちダイレクトは、プロの目を借りることもできるサービス
おうちダイレクトは、買主・売主がより近い距離で取引できることをコンセプトにしています。
掲載情報は、売主が直接掲載している物件・不動産会社の元付物件(取引態様:専任媒介、専属専任、売主、代理)のみとなっており、売主側の売り方も、オーナー自身で行うのか、仲介業者に助けてもらうのかが選べます。
不動産の個人契約においてネックになるのが、契約書類の作成や瑕疵についてです。
細かな情報を取扱うケースも少なくないことから、契約書類における記載漏れや瑕疵担保責任における責任問題など、なかなか個人で全てをまかなうのは難しいのが現状です。
ほかには、自分の物件をどのようにしてユーザーに見てもらうかといった、宣伝への労力があります。
おうちダイレクトには、AIによる物件の査定価格や不動産データの検索機能があり、ユーザーが希望の物件にアクセスしやすい機能が備わっているため、経験の浅い大家にとっても安心して不動産を出品できるメリットがあります。
ときには、仲介業者からアドバイスを受けることもできるので、自分の知識の欠損を埋めることもできます。
購入する側にとっても、しっかりした知識を持っているプロがバックボーンにいることで、取引をスムーズにできるメリットがあり、官公庁オークションに比べると敷居が低いと言えるでしょう。