ヤフオクの決済方法が単一化されたことによるメリット・デメリット

20189月現在、ヤフオクでの決済方法は「Yahoo!かんたん決済」に一本化されています。

ヤフオク側では「簡単で安心安全な決済方法を実現し、より多くの落札者がヤフオクを利用してくれる」とうたっていますが、実際のところはどうなのでしょうか。


◎決済手数料がかからないのは大きなメリットになる


 

かつて、Yahoo!かんたん決済は、ユーザーにとってメジャーな決済方法ではありませんでした。

そのもっとも大きな理由は「手数料」にあると、ヤフオク側は調査結果として明らかにしています。

クレジットカード・インターネットバンキング・コンビニ支払いにおいては、振込金額に応じた手数料が加わっていたことから、利用者に敬遠されていたのです。

 

ただ、Yahoo!かんたん決済自体は、ユーザー同士のトラブル防止には有効な制度です。

落札者が支払手続後、商品代金をヤフオクで預かる形になるため、落札者が商品受取手続をしさえすれば入金が確定します。

もし落札者が手続をしてくれなくても、支払手続後14日が経過すれば、出品者にお金が入金されることになりますから安心です。

 

万一落札者が料金を支払わない場合に、出品者が督促行為に及ぶ必要がなくなるのです。

 

そこを全て無料にしたことで、落札者と出品者との間にヤフオクが入って入金トラブルを防げるYahoo!かんたん決済のメリットが際立ち、ユーザー間の取引がしやすくなりました。

 


◎長く使っている人にとっては、入金のタイミングがネックになる


 

このように、初心者にとっては敷居が低くなったヤフオクですが、ヤフオクを長く使っている人にとってはデメリットも存在しています。

それは、入金のタイミングです。

 

かつてのヤフオクでは、やり取りさえ成立すれば、即時支払いが完了することもありました。

しかし、決済方法がYahoo!かんたん決済のみになったことで、自分の手元にお金が入ってくる時間が長くなってしまいました。

 

特に、コンビニ払いの場合、落札者の都合によっては最大で「12日間」入金を待たなければいけないため、スピーディーな取引を続けてきた古参のユーザーにとってはネックになっています。

 

Yahoo!かんたん決済のみが、現状におけるヤフオクで唯一の決済方法であることから、今なお慣れない出品者も少なくないようです。

 

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